“こっとうへき”の漢字の書き方と例文
語句割合
骨董癖100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
無論、考古学というような一つの科学としてでなく、骨董癖こっとうへきの一種として、相当に古瓦の鑑力めききを持っていると見なければなりません。
大菩薩峠:37 恐山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
不思議な欲望——骨董癖こっとうへき風雅癖ふうがへきこうじた結果の、異常な蒐集慾、それを満たすために、どれ程、うしろ暗い、汚らわしい行為を、繰り返して来ていた彼であったろう!
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
数寄屋河岸すきやがしに事務所をもち、かつて骨董癖こっとうへきのある英人弁護士の事務所に働いたこともあるので、自分でも下手げてものの骨董品や、異国趣味の室内装飾品などが好きであったが
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)