“こきざみ”の漢字の書き方と例文
語句割合
小刻100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それに、小刻こきざみによろけるやうに歩いて居るのは、後ろ向きになつて垣から縁のところまで歩いて來た證據ぢやありませんか
とことことことこ小刻こきざみにかける足音がしたと思ふと、せつせと原稿を書いて居る三田の目の前に、母親に似て上唇の厚ぼつたくとんがつたひよわさうな子供が
大阪の宿 (旧字旧仮名) / 水上滝太郎(著)
血色は優れず、両の眼玉は、あり得べからざるものの姿でも見た人のように、うつろに見開かれて、食器をとる手は、内心の亢奮を包み切れずか絶えず小刻こきざみに顫えていた。
闖入者 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)