“こうくん”の漢字の書き方と例文
語句割合
紅裙100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
女は年のころ十七、八で翠袖すいしゅう紅裙こうくんきぬを着て、いかにも柔婉しなやかな姿で、西をさしてしずかに過ぎ去った。
世界怪談名作集:18 牡丹灯記 (新字新仮名) / 瞿佑(著)
目前に加茂川の清い流れのせせらぎを耳にしつつ、どうやら眼の覚めて、用意の控えの座敷に直ったとき、にこにこ、ぞろぞろ這入ってきた紅裙こうくんさんたちの年頭としがしらが言う
夏日小味 (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)
閙殺だうさつす、紅裙こうくん六幅の霞
大菩薩峠:31 勿来の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)