“こうがよあみ”の漢字の書き方と例文
語句割合
甲賀世阿弥100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何かの音におどろかされて、甲賀世阿弥こうがよあみは、ふッと、深い夢からさめた。
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「江戸で甲賀を名乗る家といえば駿河台するがだい墨屋敷すみやしき隠密組おんみつぐみ宗家そうけといわれる甲賀世阿弥こうがよあみだ……ウウム、その世阿弥が十年前に阿波へ入ったきり行方不明? こいつアいよいよ他人事ひとごとじゃあない」
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
万吉の命はられても、こいつばかりはお渡し申したいと、この四、五日どんなにもがいたことか知れません。江戸表のお千絵という娘から、阿波へ入り込んだ甲賀世阿弥こうがよあみへ宛てた手紙、まあとにかく、中を
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)