“げそくばん”の漢字の書き方と例文
語句割合
下足番100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
加能氏が牛屋ぎゅうや下足番げそくばんをされたと云うのを何かで読んでいたので、よけいに心打たれたのでしょう。私はその頃新潮社から出ていた文章倶楽部くらぶと云う雑誌が好きでした。
文学的自叙伝 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
新温泉の出口へ飛んでいった彼は、下足番げそくばんに、今これこれの二人連れが帰らなかったかと聞いた。
蠅男 (新字新仮名) / 海野十三(著)
大工のみにかぎらず、無尽講むじんこうのくじ、寄せ芝居の桟敷さじき下足番げそくばんの木札等、皆この法を用うるもの多し。学者の世界に甲乙丙丁の文字あれども、下足番などには決して通用すべからず。
小学教育の事 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)