“げそ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
下足札50.0%
下足番50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
木戸番の男は下足札げそをたたいて、声をからしながら客を呼んでいる。その混雑に入りまじッて、何十文かの木戸銭を投げると、稲吉の姿もそのむしろ小屋のなかへ吸い込まれて行く。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「らつしや——い」と言ふ力強い下足番げその聲が聞きたい。御簾の奧に灯つてゐる灯火あかりがなつかしい。御簾が上つた瞬間にさつとなげかけられる小光の眼の光り! ラムプの火を小さくする。
俳諧師 (旧字旧仮名) / 高浜虚子(著)