“ぐんえき”の漢字の書き方と例文
語句割合
軍役100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いくさがあつたら、もうお前ぐらゐの年のものは、軍役ぐんえきというて、兵粮運びなんぞに使はれるし、家にあるお米や麥は皆取り上げられ、家の納屋なやも燒かれる。」
石川五右衛門の生立 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
「わたくしたち若いものは、なんなりと軍役ぐんえきをつとめますから、おおせつけねがいとうぞんじます」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
全体この義勇兵と云うものは不断軍役ぐんえきのあるではなし、大将は御医者様で、少将は染物屋そめものやの主人と云うような者で組立てゝあるけれども、チャント軍服ももって居れば鉄砲も何もすっかり備えて居て
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)