“くろぶち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
黒斑71.4%
黒縁21.4%
黒囲7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その黒斑くろぶちの小さな犬は気でも違ったように、やかましく吠えたけりながら、酔っぱらいのまわりを廻っており、男はいまにもつんのめりそうな恰好で
五瓣の椿 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
新聞は皆黒縁くろぶちだ。不図新聞の一面に「睦仁むつひと」の二字を見つけた。下に「先帝御手跡」とある。孝明天皇の御筆かと思うたのは一瞬時いっしゅんじ、陛下は已に先帝とならせられたのであった。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
新聞の広告は黒囲くろぶちのみぞ多くなり行く。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)