“くろつむじ”の漢字の書き方と例文
語句割合
黒旋風100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
関羽の子、張飛の子、ふたりは勇躍して、手勢をわけ、まるで黒旋風くろつむじの如く、呉軍のなかへ駈け入った。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
陀々羅だだら踏む肉塊の黒旋風くろつむじ
新頌 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
「わッ——」と弓なりにそってたおれたと見るや、のこる三人のさむらいは、必死に若者の左右からわめきかかる、疾風しっぷうか、稲妻いなずまか、やいばか、そこはただものすごい黒旋風くろつむじとなった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)