“くろしょうぞく”の漢字の書き方と例文
語句割合
黒装束100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たけの高い黒装束くろしょうぞくの影が一つ中庭の隅にあらわれる。こけ寒き石壁のうちからスーと抜け出たように思われた。夜と霧との境に立って朦朧もうろうとあたりを見廻す。
倫敦塔 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
芹沢らがいよいよ寝込んでしまったと見定めた時に、近藤勇だけは平服、土方と沖田と藤堂の三人は用意の黒装束くろしょうぞく
黒頭巾くろずきん黒装束くろしょうぞくに隠れて人形を使っているのが傀儡子、使われているのが傀儡だとのみ思っているのです。しかし昔の傀儡子は、そんな狭いものではありません。