“くるまびき”の漢字の書き方と例文
語句割合
車曳100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
梅王には今浪花座で多見蔵のやつてゐるやうに車曳くるまびきすぢで、両臂りやうひぢを張り手先を肩に預けないやうに腕を組むで
あの車曳くるまびきの舞台に出る公卿悪くげあくの標本のような青隈あおくまの顔を想い浮かべがちで、何となく奸佞邪智かんねいじゃちな人物のように考えられて来たけれども、それは世人が道真に同情するあまりそうなったので
少将滋幹の母 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)