“くらち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
倉地50.0%
倉知50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どこかから菊の香がかすかにかよって来たように思って葉子ようこは快い眠りから目をさました。自分のそばには、倉地くらちが頭からすっぽりとふとんをかぶって、いびきも立てずに熟睡していた。
或る女:2(後編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
「お前が倉知くらちさんへ往っていると云うから、ついでに挨拶あいさつして来ようと思って、あがらずに来た、何故なぜそんな、つまらない真似まねをするのだ」
白っぽい洋服 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)