“くせまい”の漢字の書き方と例文
語句割合
曲舞100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
酒盃数献すうこんの後、幸村小鼓を取出し、自らこれを打って、一子大助に曲舞くせまい数番舞わせて興を尽した。
真田幸村 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
太夫聞いてさては我が能まだ上手に達せずと。人々男の小さきは生まれ付きなり、能の上手下手に係らずやと問うと、太夫、善知鳥うとう曲舞くせまいに鹿を追う猟師は山を見ずという古語を引き居る。
また昔からありきたった傀儡子くぐつしが、宮中でもって輪鼓、手鞠等を興行したこともある。曲舞くせまいの児の上手を叡感あらせられて、扇を賜わった時に、実隆が仰せによって古歌を認めて与えたこともある。