“くさいき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
草息50.0%
草蒸50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ええ。朝から、草息くさいきれの道を、馬で乗り通して来たので、ここにつくと急に、のどの渇きを覚えたところへ、そこらに、水音が聞えたものですから」
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
草蒸くさいきれの高い日であったが、甚三の唄う追分は、いつもほどには精彩がなく、むせぶがようなふるえ声が、低く低く草を這い、風にさらわれて消えて行った。
名人地獄 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)