“ぎょうほう”の漢字の書き方と例文
語句割合
行法100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
従来とて、諸山の高僧に仰せくだして、さまざまな秘法を修せられたことは明らかだが、過去の行法ぎょうほうは、誰々がしたのやら、調べもつかぬ。
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
だが、それはいっさいの秘密の行法ぎょうほうで、うっかり口外すると一年たねえうちに命がなくなるとおどかされているので、誰もはっきりと云うものがねえそうです。
半七捕物帳:26 女行者 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
もこの経を拝見せしに、その書体楷法かいほう正しく、行法ぎょうほうまた精妙にして——
七宝の柱 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)