“ぎへい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
擬兵66.7%
儀平16.7%
魏平16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
渭南の県令から登用した校尉こうい丁斐ていひの策を用いて、河畔の堤の蔭に沿うて仮陣屋を築かせ、擬兵ぎへい偽旗ぎきを植えならべて、実際の本陣は、すでにほかへ移していたのである。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「我来万里駕長風。絶壑層雲許盪胸。濁酒三杯豪気発。朗吟飛下祝融峰。」成斎、初の名は正固せいこ、後周行しうかうあざな潭明たんめい、通称は儀平ぎへい、肥後の人で京都に居つた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
「それほどにいうならば、ご辺は五千騎をもってまず急げ。別に賈翔かしょう魏平ぎへいに二万騎を附けて後から続かせる」
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)