“ぎどう”の漢字の書き方と例文
語句割合
宜道100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二度目に眼がめた時、彼は驚ろいて飛び起きた。縁側えんがわへ出ると、宜道ぎどう鼠木綿ねずみもめんの着物にたすきを掛けて、甲斐甲斐かいがいしくそこいらを拭いていた。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)
彼は山を出る前に、何とかこの間の問題に片をつけなければ、せっかく来た甲斐かいがないような、また宜道ぎどうに対してすまないような気がしていた。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)
宗助はどこへ行って、宜道ぎどうのいる所を教えて貰おうかと考えながら、誰も通らない路の真中に立って四方を見回みまわした。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)