“きょうもく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
驚目88.9%
拱黙11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「小牧以来、紀州、四国と打ちつづく御陣務には、景勝も、蔭ながら、お手さばきに、驚目きょうもくをもって、遠くから拝見しておりました」
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ガボ、ガボ、と真ッ黒な液体が腹の中へ波を打って流れ込んで行く様は、理窟を考える暇なく、ただ、驚目きょうもくみはらせてしまった。
醤油仏 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼はすでに商館を起こし、已に重員を置けば、にそれ拱黙きょうもくして為すこと無からんや。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)