“きょうじょ”のいろいろな漢字の書き方と例文

語句	割合
皦如	66.7%
姜叙	33.3%

皦如

子、魯の大師に楽（がく）を語（つ）げて曰く、楽は其れ知るべきなり。始めて作（おこ）すとき翕如（きゅうじょ）たり。之を従（はな）てば純如たり。皦如（きょうじょ）たり。繹如（えきじょ）たり。以て成ると。

論語物語 (新字新仮名) ／ 下村湖人(著)

皦如（きょうじょ）として独自を守りつつ、しかもただ一つの音の流れに没入するのだ。

現代訳論語 (新字新仮名) ／ 下村湖人(著)

皦如（きょうじょ）として独自を守りつつ、しかもただ一つの流れに合するのじゃ。

論語物語 (新字新仮名) ／ 下村湖人(著)

姜叙

いうまでもなく姜叙（きょうじょ）と楊阜（ようふ）とは従兄弟（いとこ）のあいだがらになるし、また、姜叙と韋康（いこう）とは、主従の関係にある。

三国志：09 図南の巻 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

さきほどから帳（とばり）の蔭でおはなしを伺っていると、阜兄（ふけい）はこの姜叙（きょうじょ）が安閑としているのを、ひどくご憤慨のようですが、そういうあなたこそ、一戦にも及ばず馬超に降伏して

三国志：09 図南の巻 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

あくる日になると、夏侯淵、姜叙（きょうじょ）、楊阜（ようふ）の軍が攻めてきて、たちまちこれを奪回し、馬超は乱軍のなかをよく戦いつつ、一族の馬岱、龐徳などと共に、国外遠く、何処ともなく逃げ落ちて行った。

三国志：09 図南の巻 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)