“きゅうさん”の漢字の書き方と例文
語句割合
急霰100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
急霰きゅうさんのような拍手はくしゅが島をゆるがす、小鳥がおどろいて一時にパッと飛びたった。一同はまるでなつかしい校庭で遊びたわむれているときのように競技にむちゅうである。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
一座の興趣きょうしゅは、仮装の福禄寿に集まって行った。福禄寿は早速、その周囲の二、三人の手で帯をかれた。同時に三つの杯が転がり出た。万は急霰きゅうさんのような拍手に包まれた。
手品 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
口々にわめく酔いどれの声々が混乱して、たちまち急霰きゅうさんの拍手が起こった。
黒蜥蜴 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)