“きゅうえい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
仇英80.0%
朽楹20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それはまさしく、支那の唐代の風流貴公子といった、仇英きゅうえいの絵なんぞによくある瀟洒しょうしゃたる美少年なのでありましたが
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
仇英きゅうえいの回錦図巻と狂女の絵。その二つを頭の中で組み合わせながら、再び白雲は旅にのぼったものです。
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
今の世界は老屋ろうおく頽厦たいかの如し。これ人々の見る所なり。吾れおもえらく、大風一たび興って、それをして転覆せしめ、然る後朽楹きゅうえいを代え敗椽はいてんを棄て、新材をまじえてこれを再造せば、すなわち美観と為らんと。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)