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きひと
ふりがな文庫
“きひと”の漢字の書き方と例文
語句
割合
杞人
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
杞人
(逆引き)
愚かなるわれら
杞人
(
きひと
)
の
後裔
(
こうえい
)
から見れば、ひそかに
垣根
(
かきね
)
の外に忍び寄る
虎
(
とら
)
や
獅子
(
しし
)
の大群を忘れて油虫やねずみを追い駆け回し
時事雑感
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
それかといって神経衰弱にかかった
杞人
(
きひと
)
でない限り、いつ来るかもわからない「審判の日」を気にしてその時の予算までを今日の計画の中に組み込むわけにも行かない。
ロプ・ノールその他
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
杞人
(
きひと
)
の
憂
(
うれ
)
いとはちょうどこういう取り越し苦労をさしていうものであろうと思われる。
俳諧の本質的概論
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
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