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きたむらずいけん
ふりがな文庫
“きたむらずいけん”の漢字の書き方と例文
語句
割合
喜多村瑞見
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
喜多村瑞見
(逆引き)
山口駿河は号を
泉処
(
せんしょ
)
という。当時外国奉行の首席である。函館奉行の
組頭
(
くみがしら
)
から監察(目付)に進んだ友人の
喜多村瑞見
(
きたむらずいけん
)
とも親しい。
夜明け前:02 第一部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
十一屋の隠居はこの話を日ごろ出入りする幕府
奥詰
(
おくづめ
)
の医者で
喜多村瑞見
(
きたむらずいけん
)
という人から聞いたと半蔵らに言い添えて見せた。さらに言葉を継いで
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
旅の空で寛斎が待ち受けた珍客は、
喜多村瑞見
(
きたむらずいけん
)
と言って、幕府奥詰の医師仲間でも製薬局の管理をしていた人である。
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
それは幕府が外国政府より
購
(
あがな
)
い入れた軍艦や汽船の修繕に苦しみ、小栗上野とその知友
喜多村瑞見
(
きたむらずいけん
)
との協力の下に、元治元年あたりからその計画があって
夜明け前:02 第一部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
蝦夷
(
えぞ
)
の方にいた時分でした。
函館奉行
(
はこだてぶぎょう
)
の
組頭
(
くみがしら
)
に、
喜多村瑞見
(
きたむらずいけん
)
という人がありまして、あの人につきました。その時分、わたしは函館領事館に勤めていましたから。
夜明け前:03 第二部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
手前が
喜多村瑞見
(
きたむらずいけん
)
というかたのお供をして、一度神奈川の
牡丹屋
(
ぼたんや
)
にお
訪
(
たず
)
ねしたことがございました。青山さんは御存じないかもしれませんが、この喜多村先生がまた変わり物と来てる。
夜明け前:02 第一部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
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