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きたせき
ふりがな文庫
“きたせき”の漢字の書き方と例文
語句
割合
北関
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
北関
(逆引き)
すると、
北関
(
きたせき
)
の崖の方から、またここへ
攀
(
よ
)
じ登ってきた七、八人の覆面がある。中に先立った一人の武士、
額堂
(
がくどう
)
の下から
鳴門秘帖:01 上方の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ちょうど、
北関
(
きたせき
)
の
裏崖
(
うらがけ
)
へ、誰も知らぬ銀の小鳩が下りた頃。その、蝉丸のように
痩
(
や
)
せた老
禰宜
(
ねぎ
)
が、
社家
(
しゃけ
)
の一隅に、わびしい晩飯の
膳
(
ぜん
)
をすえて、
箸
(
はし
)
をとっていると
鳴門秘帖:01 上方の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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