“きしょうもの”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
気性者50.0%
気勝者25.0%
気象者25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「御新造を怨んでいる者はあるだろう。あの通り若くて綺麗で、気性者きしょうものらしいから」
あぶぜに下滓かすを吸って生きている、低級無智な者の中にはさまれて暮していなければならなかった母君の、ジリジリした気持ち——(気勝者きしょうもの)といわれる不幸ふしあわせな気質は、一家三人の共通点であった。
樋口一葉 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
気象者きしょうもので鉄火で、たった十九と言うのに、狼連を手玉に取って、甘塩でしゃぶるようなお駒と、気軽で、剽軽者ひょうきんもので、捉えどころの無い権次が
黄金を浴びる女 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)