“がもうくんぺい”の漢字の書き方と例文
語句割合
蒲生君平100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
馬琴が蒲生君平がもうくんぺいや渡辺崋山かざんと交際したのはそれほど深い親密な関係ではなかったろうが、町家の作者仲間よりはこういう士人階級の方がかえって意気投合したらしい。
八犬伝談余 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
諸国に荒廃した山陵を歴訪して勤王の志を起こしたという蒲生君平がもうくんぺいや、京都のさびしい御所を拝していたという高山彦九郎たかやまひこくろうのような人物のあらわれて来たのでもわかる。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
蒲生君平がもうくんぺいも申しましたよ、『大阪の豪商ひとたび怒れば、天下の諸侯みなふるえ上がる』
大菩薩峠:38 農奴の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)