“がくぎょ”の漢字の書き方と例文
語句割合
鰐魚100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、その黄金の壺の左右には、これまた黄金でつくった二匹の鰐魚がくぎょが、あたかも聖骨を守るがごとく、うずくまっているのである。
少年探偵長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
我国でもたつといい、竜巻きなどともいうが、竜に関する怪異を説いた人は少い。畢竟ひっきょうは竜に類する鰐魚がくぎょや、巨大な海蛇などが棲息しないためであろうと思われる。
妖怪漫談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
稜錐塔ピラミッドの空をく所、獅身女スフィンクスの砂を抱く所、長河ちょうが鰐魚がくぎょを蔵する所、二千年の昔妖姫ようきクレオパトラの安図尼アントニイと相擁して、駝鳥だちょう翣箑しょうしょうに軽く玉肌ぎょっきを払える所、は好画題であるまた好詩料である。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「お父さん、何をぐずぐずいってるのよ。それより早く、鰐魚がくぎょをのけて、二つの穴に黄金メダルを入れなさいよ」
少年探偵長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
二匹の鰐魚がくぎょを取除きそ
少年探偵長 (新字新仮名) / 海野十三(著)