“かんじんちょう”の漢字の書き方と例文
語句割合
勧進帳100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
九代目X十郎と十一代目X十郎との勧進帳かんじんちょうを聞く事も可能であり、同じY五郎の、若い時と晩年との二役を対峙たいじさせることも不可能ではなくなる。
ラジオ・モンタージュ (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
弁慶が家老格に引き上げられ、『勧進帳かんじんちょう』の主人公とまでもなったのは、まったく『義経記』以後の変化であった。
雪国の春 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
新富座の方は、「皐月晴上野朝風さつきばれうえののあさかぜ」と「釈迦八相しゃかはっそう」と「勧進帳かんじんちょう」と「近江源氏おうみげんじ」という列べ方で、そのうちでも一番目の彰義隊が最も世間の噂にのぼった。
明治劇談 ランプの下にて (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)