“かんざんじっとく”の漢字の書き方と例文
語句割合
寒山拾得100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この者の姿を見ると、頭はがっそうで、まさに河童に類しているが、身に黒の法衣のかけらと覚しいものをまとうているところ、寒山拾得かんざんじっとくの出来損いと見られないこともない。
大菩薩峠:33 不破の関の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
馬琴の眼は、この淡彩の寒山拾得かんざんじっとくに落ちると、次第にやさしい潤いを帯びて輝き出した。
戯作三昧 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
それから第二の点は支那の寒山拾得かんざんじっとくの話のごとく、残夢は無々と語り福仙と相指あいゆびざし、残月は小松原宗雪と同宿し、清悦は小野某を伴ない、また白石翁が天鑑和尚をせがれと呼んだこと
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)