“からづつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
空砲33.3%
空筒33.3%
空銃33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この不意撃に一同も総立となって、井神は屈せず鉄砲を放ったが、空砲からづつとは云いながら何の効目ききめもなく、石はますます降るという始末に、いずれも殆ど匙を投げて、どうにもこうにも手の着様つけようがない。
池袋の怪 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
ところが今の若い人は存外淡泊たんぱくで、昔のような感激性の詩趣を倫理的に発揮する事はできないかも知れないが、大体吹き抜けの空筒からづつで何でも隠さないところがよい。
文芸と道徳 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)