トップ
>
かやと
ふりがな文庫
“かやと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
茅処
66.7%
萱戸
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
茅処
(逆引き)
次は二千十四
米
(
メートル
)
の小金沢山を主峰とした一群である。其北には狼平の鞍部があり、真白に雪の積った
茅処
(
かやと
)
の尾根が天狗棚山に続いている。
望岳都東京
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
朝食の後やがて幅の広い尾根の頂上らしい所に着いて、南に富士を望み、北に間近く
茅処
(
かやと
)
の山を超えて真黒に針葉樹の茂っている山を仰いで、初めて今居る位置が合点された。
初旅の大菩薩連嶺
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
かやと(茅処)の例文をもっと
(2作品)
見る
萱戸
(逆引き)
あの美しい
萱戸
(
かやと
)
の長尾を通って、姫の井というところにかかると、そこでまた、右の武者修行が、ゾッとするものを一つ見たということであります。
大菩薩峠:25 みちりやの巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
といって、女は蛇の目の傘をさすというよりはかぶって、また悠々閑々として、
萱戸
(
かやと
)
の路を行きかかりますから、暫くは
件
(
くだん
)
の武者修行も、
呆然
(
ぼうぜん
)
としてその行くあとを見送っていたということです。
大菩薩峠:25 みちりやの巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
悠々閑々
(
ゆうゆうかんかん
)
として、六千尺の高原の
萱戸
(
かやと
)
の中を、女が一人歩きして来るのですから、これは、山賊、猛獣、毒蛇の出現よりは、武者修行にとっては、意表外だったというのも聞えないではありません。
大菩薩峠:25 みちりやの巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
かやと(萱戸)の例文をもっと
(1作品)
見る