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かみごいちにん
ふりがな文庫
“かみごいちにん”の漢字の書き方と例文
語句
割合
上御一人
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
上御一人
(逆引き)
得
(
う
)
るところを計算してですね、朝廷へ何ほど、
公卿
(
くげ
)
へ何ほど、大小各藩へ何ほどというふうに、その額をきめて、公明正大な分配をして来たら、
上御一人
(
かみごいちにん
)
から下は諸藩の臣下にまでよろこばれて
夜明け前:02 第一部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
おそらくこの世をはかなむものは、
上御一人
(
かみごいちにん
)
ですら意のごとくならない時代の
難
(
かた
)
さを考えて、聞くまじきおうわさを聞いたように思ったら、一層
厭離
(
おんり
)
の心を深くするであろう、と彼には思われた。
夜明け前:02 第一部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
上御一人
(
かみごいちにん
)
ですら進んで外国交際の道を開き、万事条約をもって世界の人を相手としなければならない、今後みだりに外国人を殺害したり、あるいは不心得の所業に及んだりするものは、朝命に
悖
(
もと
)
り
夜明け前:03 第二部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
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