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かべひとえ
ふりがな文庫
“かべひとえ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
壁一重
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
壁一重
(逆引き)
その頃北川氏は二軒建ちの
一寸
(
ちょっと
)
した借家に住んでいたのだが、ある日、真夜中に棟を同じゅうしている、
壁一重
(
かべひとえ
)
隣りから失火して、彼の家も丸焼けになって了った。
恐ろしき錯誤
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
だから長屋と長屋とは
壁一重
(
かべひとえ
)
で仕切られながら、約一丁も並んでいるばかりか、三尺の往来を越すとすぐ向うの
家
(
うち
)
になる。上り口を枕にして寝れば、
吸付莨
(
すいつけたばこ
)
のやり取りぐらいはできるほど近い。
満韓ところどころ
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
隣とは
壁一重
(
かべひとえ
)
である。柳斎は、声をひくめて。
私本太平記:03 みなかみ帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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