“かぶとくび”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
兜首90.0%
盔首10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
元和げんな慶長けいちょう兜首かぶとくびを取って二百五十石、それ以来、知行が上ったことがない。式目しきもくおもてでは、士分しぶんの者三人を召抱えていなくてはならぬが、妻子五人が食べ兼ねるでのう。
大岡越前の独立 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
「やむを得んな。なんとかして、ひとつでも兜首かぶとくびをあげんことには、行きだおれが出来る」
打ち取った盔首かぶとくびだけでも七百余級、雑兵に至ってはかぞえるにもかぞえきれない。分捕りの馬匹だけでも千余頭あった。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)