“かねしげ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
兼重66.7%
金重33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とあって、これで見ると、熊本へ来る以前の遍歴中は伯耆安綱ほうきやすつなを差し、死ぬ前の数年間は、武州物の兼重かねしげを帯びていたことになる。
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この浪合で印可皆伝をうけたものが十四名あって、その一人に樋口太郎兼重かねしげがあり、これが馬庭念流の第一祖である。
丁度其の頃湯島ゆしま切通きりどおしに鋏鍛冶はさみかじ金重かねしげと云う名人がございました。只今は刈込かりこみになりましたが、まだまげの有る時分には髪結床かみゆいどこで使う大きな鋏でございます。