“かどみせ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
角店92.9%
角見世7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
透谷の家というのは、銀座通りよりもむしろ数奇屋河岸すきやがしの方に近よっていたかと思う。河岸から来れば左側の小さな角店かどみせで、煙草をひさいでいた。
それで旧両国広小路の軒並みは、角店かどみせのぼくの家から鍵なりに、通りを煙草屋、玩具屋、そば屋の長寿庵、足袋商の海老屋……と順になつてゐます。
私のこと (新字旧仮名) / 木村荘八(著)
金貸かねかしをする、質屋をする、富豪ものもちと云われるように成って、霊岸島川口町れいがんじまかわぐちちょうへ転居して、はや四ヶ年の間に前の河岸かしにずうっと貸蔵かしぐらを七つも建て、奥蔵おくぐら三戸前みとまえあって、角見世かどみせで六間間口の土蔵造どぞうづくり