“かしわぎじょてい”のいろいろな漢字の書き方と例文
当時の詩風を代表すべきものは寛斎の門より出でた
柏木如亭、
大窪詩仏、
菊池五山である。
梁川星巌に及んで唐宋元明の諸風を
咀嚼し別に一家の風を成した。
雲如の一生は寛政詩学の四大家中に数えられた
柏木如亭に酷似している。如亭も江戸の人で生涯家なく山水の間に放吟し、文政の初に平安の客寓に死したのである。
詩仏五山の二人は市河寛斎、
柏木如亭と相並んで詩学の四大家と称せられたものである。
三年を出でずして或会社のこれを買ひ取りて
倶楽部とやらになせしより木母寺の境内再び
紅裙のひらめくを見ず、
梅若冢の柳を見ても
黄昏一片麋蕪雨と
柏如亭が名吟を思ふべき人もなくなりたり。