“かざしも”の漢字の書き方と例文
語句割合
風下100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
己は今風下かざしもの海岸に浮いている情ねえ老いぼれ船みてえなもんだから、そのラムが飲めねえとなれぁ、ジム、お前にたたるぞ。それからあの医者の阿呆にもな。
ひとしきり、風が西へ変ったころは、この辺、風下かざしもになったので、附近のやしきでは、火の粉をおそれ、避難の準備に恟々きょうきょうとしていたものだが、曲直瀬道三は
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その逆潮流が私どもをフリーメンの風下かざしもの方へ押し流し、そこで運よく投錨とうびょうすることができたのでした。