“かごまくら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
竹婦人50.0%
籠枕50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とうとうこらえきれなくなったらしい。女は、ふきだして、竹婦人かごまくらを残して、茶の間の内緒暖簾ないしょのれんの蔭へころげこむように、隠れてしまった。
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼の坐っている隣りの部屋にも、一人の女が、鳴海なるみしぼりに、小柳の引っかけ帯で、白い足の指を、伸び伸びとだして、竹婦人かごまくらをかかえて、昼寝していた。
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
竹婦人かごまくら
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「それがこうなんだ、——昨夜ゆうべ、もう蚊もいないし、涼しくて良い心持だから、縁側へ籠枕かごまくらを出して、無精なようだが、ついウトウトとやると、いきなりハッと眼へ来たものがある」