“かくとく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
掴得50.0%
攫得25.0%
獲得25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夢中の掴得かくとくであり、一苦悩期を脱殻だっかくした日からであった。
剣の四君子:04 高橋泥舟 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
僕は、なる程東京という処は何の知識を攫得かくとくするにも便利な土地だ、と感歎して聴いている。僕はこの時「おかんこを頂戴する」という奇妙な詞を覚えた。
ヰタ・セクスアリス (新字新仮名) / 森鴎外(著)
恩田はもう有頂天うちょうてんになって、しゃべりちらした。目的物を獲得かくとくしたうれしさと、獲得の手段のすばらしさに夢中になっていた。
人間豹 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)