“かくしめつけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
隠目附50.0%
隠目付50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つまり情報部とか、隠目附かくしめつけとかいうような意味、悪く言えば一種の高等スパイのようなものらしいが、当人はそうは思いません。
大菩薩峠:41 椰子林の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
知行をなげうって京都の詩仙堂というのへ隠れたのは表面の口実、実は徳川のために、京都の隠目附かくしめつけをつとめていたのだ。
大菩薩峠:41 椰子林の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
此間はなんじを大公儀の隠目付かくしめつけと思ひあやまり、一旦の遠慮に惜しきやいばを収めしが、其後そののち藩命をこうむりて、あまねく汝の素性行跡を探りしに、画工といつわつて当城下の地形ちぎょううかがふのみならず
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)