“かくきょへい”の漢字の書き方と例文
語句割合
霍去病100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
霍去病かくきょへいが死んでから十八年、衛青えいせい歿ぼっしてから七年。浞野侯さくやこう趙破奴ちょうはどは全軍を率いてくだり、光禄勲こうろくくん徐自為じょじい朔北さくほくに築いた城障もたちまち破壊される。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)
元来この路博徳ろはくとくという男は古くから霍去病かくきょへいの部下として軍に従い、邳離侯ふりこうにまで封ぜられ、ことに十二年前には伏波ふくは将軍として十万の兵を率いて南越なんえつを滅ぼした老将である。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)
大将軍衛青えいせい嫖騎ひょうき将軍霍去病かくきょへいの武略によって一時漠南ばくなんに王庭なしといわれた元狩げんしゅ以後元鼎げんていへかけての数年を除いては、ここ三十年来欠かすことなくこうした北辺の災いがつづいていた。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)