“おきてねんぐ”の漢字の書き方と例文
語句割合
掟年貢100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
本陣問屋庄屋の三役を勤めるに必要な公用の記録から、田畑家屋敷に関する反別たんべつ年貢ねんぐ掟年貢おきてねんぐなぞをしるしつけた帳面のたぐいまでが否応いやおうなしに半蔵の前に取り出された。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「どうも、恐ろしい世の中になって来ました。掟年貢おきてねんぐはかり立てを勘弁してもらいましょう、そんなことを言って、わたしどもへ出入りの百姓が三人もそろって談判に見えましたよ。」
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)