“おおやしま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大八島42.9%
大八洲42.9%
大八州国14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大八島おおやしまの旧国の中にも、数多くの久米または久見くみの地があり、その中の二、三は内陸の山間であるが、他の多くは海から近づき得る低地であって、今も稲田がよくみのる古い土着の地であった。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
これに反していわゆる大八洲おおやしまの我々の地名は、北の端から南の果てに及ぶまで、使用者の子孫自らがなお解釈を難しとするものいたって多く、これを不可解として放置するを得なかったために
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
そうしてさらにまた山幸彦やまさちひこ海幸彦うみさちひこの神話で象徴されているような海陸生活の接触混合が大八州国おおやしまの住民の対自然観を多彩にし豊富にしたことは疑いもないことである。
日本人の自然観 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)