“おおやしまのくに”の漢字の書き方と例文
語句割合
大八州国100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
四面に海をめぐらす大八州国おおやしまのくにに数千年住み着いた民族の遠い祖先からの数限りもない海の幸いと海のわざわいとの記憶でいろどられた無始無終の絵巻物である。
俳句の精神 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
地震によって惹起じゃっきされる津波もまたしばしば、おそらく人間の一代に一つか二つぐらいずつは、大八州国おおやしまのくにのどこかの浦べを襲って少なからざる人畜家財を蕩尽とうじんしたようである。
日本人の自然観 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)