“おおつえ”の漢字の書き方と例文
語句割合
大津絵100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
氏は国民の団結を造りて、これが総代となり、時の政府に国会開設の請願をなし、諸県に先だちて民衆の迷夢を破らんとはなしぬ。当時母上のたわむれに物せし大津絵おおつえぶしあり。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
板額はんがくは門破り、荒木又右衛門は関所を破る、常磐御前とここの城主はわが子のために、大事な操と陰嚢ふんぐり破ると、大津絵おおつえどころか痛い目をしてわれとわが手で両丸くり抜いた。
椿岳のいわゆる浅草絵というは淡島堂のお堂守をしていた頃の徒然つれづれのすさびで、大津絵おおつえ風の泥画である。多分又平の風流に倣ったのであろう。十二枚袋入がたった一朱であった。