“おおがき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大垣92.9%
大柿7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
伊吹山はあたかもこの関所の番兵のようにそびえているわけである。大垣おおがき米原まいばら間の鉄道線路は、この顕著な「地殻ちかくの割れ目」を縫うて敷かれてある。
伊吹山の句について (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
彼の名は山県銀之丞やまがたぎんのじょうという。大垣おおがき石川備前守いしかわびぜんのかみ家臣で、父を珂右衛門かえもんといい、五百石で国許勘定役を勤めていた。
武道宵節句 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
しだいに万燈会まんどうえのごとくおびたゞしい数になりまして、ひでよし公が大柿おおがきより夜どおしでお馬をかえされたらしく、廿一日の暁天ぎょうてんにあたって余吾よごのみずうみのかなたがにわかにさわがしく相成あいなり
盲目物語 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)