“おおあねご”の漢字の書き方と例文
語句割合
大姐御100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
正面切ったのは、色の白い、ちょっとぼうぼう眉のお公卿くげさんと見えるような大姐御おおあねご、どてらを引っかけて、立膝で、手札と場札とを見比べている。
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
彼女はただに女房たちの間の大姐御おおあねごであるのみならず、斉信のごとき公卿くげたちに対してもはるかに上手うわてである。あたかも男と女が所を異にしているようにさえも見える。
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
いまや名実ともにこの一座の大姐御おおあねご
人外魔境:08 遊魂境 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)