“おうさ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
王佐50.0%
応作25.0%
鶯梭25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
汝、王佐おうさの才をいだきながら、深く今日の時流も認識せず、自然に出づべき時も待たず、劉表ごときへ身を売り込んで、かえって己れを辱め、仕官を途中にして逃げ去るなどとは何事だ。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
人生は京の夢、大阪の夢だ。電光朝露でんこうちょうろ応作おうさ如是観にょぜかんだ。まあ聞け……そんな経緯わけで吾輩は、その未亡人の手に付くと、お母さんだか妹だか訳のわからないステキな幸福に恵まれながら学問をおそわった。
超人鬚野博士 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
たとい病気というに譃はないにしても、背後うしろに誰か金を出す者が付いているにきまっている。……心の中ではそんなことが鶯梭おうさのごとく往来する。それをじっとこらえて
狂乱 (新字新仮名) / 近松秋江(著)