“おうう”の漢字の書き方と例文
語句割合
奥羽100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
明治廿六年の夏から秋へかけて奥羽おうう行脚を試みた時に、酒田から北に向って海岸を一直線に八郎湖まで来た。それから引きかえして、秋田から横手へと志した。
くだもの (新字新仮名) / 正岡子規(著)
一日のうちに九州から奥羽おううへかけて十数か所に山火事の起こる事は決して珍しくない。
藤の実 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
それに出羽でわと名づけた地域をふくめ、「奥羽おうう」の名でも呼ばれました。昔はえびす即ち蝦夷えぞが沢山住んでいた地方で、方々から出てくる石器や土器がその遠い歴史を物語ってくれます。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)